懐かしい「普通車免許を取得したときの話」—安全意識の高い自動車学校で鍛えられた半年間
先日、会社で仕事をしていたときのこと。
仕事仲間が「普通車免許取ったけど、もう3年以上運転してないから自信ないんだよね」と言ってきました。
それを聞いて僕も「関東に来てから15年くらい運転してないし、今いきなり運転できるかなぁ」と返したりして、ちょっとした“運転離れトーク”になりました。
そんな会話をしたせいか、ふと 学生時代に普通自動車免許を初めて取得したときのことを思い出して、妙に懐かしい気持ちになりました。
金のない学生が見つけた「補習料金無料」の自動車学校
当時、僕が住んでいた地域では、普通車免許の取得費用は
“年齢 × 1万円” が相場と言われていました。
たとえば18歳なら18万円、20歳なら20万円。
これは学科と実技の基本料金だけでなく、補習分まで含めた「平均的にこれくらいかかるよ」という目安額です。
とはいえ、当時の僕は金のない学生。
少しでも安く抑えたいと思っていろいろ調べたら、なんと 補習料金が無料 という自動車学校が比較的近くにあることを知りました。
「補習が無料なら、追加料金で泣くこともないし助かる!」
そんな気持ちで迷わずそこに入校しました。
…しかし、これが後々“半年コース”になるとは、その時は全く想像していませんでした。
とにかく「安全意識」が高い学校だった
入校してすぐに気づいたのですが、その自動車学校はとにかく 安全意識が非常に高い。
S字、クランク、縦列駐車……
どの項目も1つ1つ丁寧に教えてくれるのはありがたいのですが、
少しでも運転に危なさを感じるとすぐに言われます。
「はい、念のため次回補習ね」
「今のでも合格ラインだけど、もう1回補習しておこうか」
え、今のってそんなにダメだった!?
そう思う場面でも、しれっと補習が決定します。
補習無料の学校を選んだつもりが、
補習が当たり前の学校に迷い込んでいた わけです。
卒業までの想定は2〜3カ月 → 実際は6カ月
僕は合宿ではなく、毎日家から通うタイプでした。
だから「まぁ2〜3カ月で卒業かな」と思っていました。
それがなんと、実際に卒業できたのは 約6カ月後。
倍です、倍。
途中からは「これは本当に卒業できるのだろうか…」と心配するくらい、補習の連発でした。
教習原簿のスタンプが“どこまでも続く人”がいた
学科や実技を受けると、教習原簿にスタンプを押していきます。
僕は「平均的な卒業生」と言われ、原簿に用意された枠の中でなんとか収まりました。
でも、中にはすごい人もいました。
教習原簿の下に 糊で紙をつないで延長 し、その下にスタンプの枠が“続いていく”んです。
初めて見たとき、思わず言いました。
「すごっ!!」
もはや芸術作品のような原簿。
その人はきっと並外れた努力をして卒業していったのでしょう。
卒業後に知った事実「県内トップ3の事故率の低さ」
僕が卒業してからしばらくたって、驚く情報を聞きました。
その自動車学校、
公安委員会の毎年の調査で“県内トップ3”に入るほど事故発生率が低い
という、超優秀な学校だったのです。
「あぁ、だからあれだけ補習が多かったのか…」
すべてが腑に落ちました。
“安全意識が高い”というより、むしろ“とことん安全にこだわる学校”だったんです。
その後の17年以上、僕は無事故無違反だった
都会は車の必要性がないため今ではもう運転していませんが、思い返せば
卒業してからの17年以上、無事故無違反でした。
あの半年間、補習まみれで泣きそうになりながら鍛えられた日々が、
確実に僕の運転の土台になっていたのだと思います。
「補習無料でラッキー!」
と軽い気持ちで入った学校でしたが、
今となってはあの学校に通ったおかげで事故なく長い期間運転できたわけで、
心から「ありがたい」と思っています。
たとえ半年かかったとしても、
人生を守る“安全力”ってこういう積み重ねで育つんだなと、
後になって気づかされるものですね。
ウチです。
日々の練習や気づきをブログに残しています。
最近はペン字を中心に、手を動かすことを大切にしています。
特別な肩書きはありませんが、続けることを心がけています。

